VOICE.01
埼玉県より移住
移住のきっかけから現在まで
サラリーマン当時ワインが趣味であり、その造りかたにも興味を持ったことが、有機農業(自然農といったほうがしっくりするのですが)へと発展。いつかは農業を生活の中心にしたいと思うに至り、2011年にお遍路の最中、仁淀川に初めて出会って、ひとめぼれ。 毎日この川を眺め農業をやれたら最高だろうと思ったのがきっかけです。
2015年10月越知町の空き家バンクで見つけた、一軒家を購入。 それまで何度も場所を探しに、関東から高知県に足を運びましたが、なかなか見つかりませんでした。川への憧れは確固たるものでしたので、流域の町の移住相談窓口に相談。その上、思い切って四万十町で農業研修を受け始め、土日を利用し何度も川周辺を訪ね歩きました。結果、なぜか足がよく向かっていたところが、現在住んでいるところです。憧れの仁淀川を眺め生活できる嬉しさは、何にも置き換えられません。それがさらに自然や地域の人々と相まって、ますますさらなる高みへといざなってくれている気がします。大変な決断でしたが、移ってきてよかったと痛感する日々です。
移住先を探すとき映像や話しでは、伝わってくるものが違います。自分の肌で感じるべきと言ったらいいでしょう。自分の移住後の生活や場所を含めイメージし、いろいろ工夫され、できるだけ長く滞在する。そして周辺を含め探しまわることをお勧めしたいと思います。
最終的に移住を決断するにあたり、人生のサイクルを考えました。すると、25年毎に大きな節目、25年をワンクールとするステージが見えてきました。50歳代は3番目のステージ、もうやりたいことをやらなければ、体力面も含め何から何まで後悔する。無謀な自己中心的な人間と受け取られても仕方ないとすら覚悟をしました。私の場合それが40歳後半のことでした。人それぞれのステージがあって、いろいろな場面があることでしょう。自分の責任・立ち位置を様々な角度から見て、ゆっくり時間をかけ決断されていいと思います。
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